2.11.2009

PED

アメリカで、2人のスーパーAthletesの衝撃的なNewsが話題を集めています。

北京オリンピックで金メダルを8個獲得したMicheal Phelpsがマリファナの使用、New York YankeeのA-Rodが2001-2003年の間にPEDを使用した、という報道です。スポーツ番組のESPNでは、どっちの方が悪い?などと批評するコーナーがあったほど、この2人に注目が集っています。

ESPN: Alex Rodriguez admits taking PEDs

このPEDというのは、Performance-enhancing drugと言って、アスリートのパフォーマンスを上げるための 物質を意味して、よくアナボリックステロイド(筋肉増強剤)を指すことが多いです。効果としては、筋肉を増強するもの、疲労を和らげる、気持ちが攻撃的になるものなど色々な種類があると言います。
Olympicでは1968年から、MLBでは2003年から薬物検査を行うなどしていますが、MLBでは本当に最近の話でバリーボンズなど有名選手が裁判にかかるなど、やっと問題視されるようになってきています。

それにしても、2003年の薬物テストで104人の選手に陽性反応がでて、そのうちにA-Rodの名前があったのは分かるけど、なぜ今ここでこの報道がでるのか?今だバリーボンズが薬物使用に関する偽証罪に対して無実を主張するなどしてますが、MLB内でもいよいよ問題を真剣に捕らえ選手に対するプレッシャーなどをかけているのだろうか。

Obamaコメント(You Tube)

自分が選手をやっていた時も色々なサプリメントを使いましたが(もちろん、一般で完全に認められているもの)、試合前には協会から抜き打ちで検査をされる体制もあったので、摂取してはならないもののリストは必ずチェックしていました。ただ、もっと強くなりたい、相手に負けたくないという思いで焦ったり、一度使い始めると、トレーニング時や試合時ににそれをもってなかったりすると不安が起きたりする心境はどこか分かります。

アスリートは特に、精神的なものの不安をつぶすために必死に練習をしたり、環境を整えたりする部分があって、その精神状態によってプレーに大きな影響を及ぼすことが多いと思う。

ただ、自分としては、Obamaのコメントの通り、多くの選手達がフェアにプレーしてきたはずで、子供達や若いアスリート達にしっかり伝える必要があると思うし、こうした事態が起きてしまうことが一番心を痛ませることだと思います。

スポーツは、子供達に目に見えて夢を与えるものであって欲しいし、社会をフェアなものにする代表であって欲しいという思いは、多くの人が持つものではないだろうかと思います。

A-RodはMLB選手として特に影響力のある選手であるために、これからも多くのメディアに同じような質問を浴びせられると思うけど、しっかりと対応してもらい、同時にもっと素晴らしいプレーを期待したいと思っています。私は個人的には彼の勇気を尊重するし、これからの彼の素晴らしいフェアプレーを応援したいと思っています。

今後、スポーツ界はAthleteへの教育を徹底すると共に、Athleteが抱えるプレッシャーや不安な心をOpenにでき、それをケアしてくれるスタッフ体制なども必要と思います。

PS
今日WBC関係者からまた連絡をいただき、来週の会議までの宿題をもらいました。さあ、頑張ろう。

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