12.16.2008

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今日をもってついに、大学院の授業が全て終了!!

今日はOrganizational Behaviorという授業のFinal Examで、中心となったTopicはOrganizational Change, Workforce Management, Leadership, Innovation/Creativityというものでした。

この授業はDiscussionやworkshopを通してあたかもリアルな仕事環境の中で色々な人間関係や人の感情の動きなども経験できる実践的なもので非常に興味深い授業でした。

特にLeadershipというのを改めて体系的に学ぶこともでき、良いLeaderというのは6つのスタイルの中で4つ以上備えているということを知りました。
  • Coercive Style: 「俺に従え」という強制的スタイルだが、通常は一時的な危機的状況などの局面にしか効果的でない。
  • Authoritative Style: 「私についてきなさい」というもので、従業員を目標に向かって動員していくもの。これを実践するには、当然、この分野で誰よりも知識や経験を必要とする。
  • Affiliative Style: 「まず人が大事」というもので、アイディアや感動を共有したり、モラルを大事にする。
  • Democratic Style: リーダーがベストなアイディアや方向性を必要とするときで、会議などで全員を参加させるもの。(ただしこれは膨大な時間を要する)
  • Pacesetting Style: 非常に高いパフォーマンス水準を設定しリードする。
  • Coaching Style: 従業員自身の強み/弱みを理解する手助けをするなどあらゆる助言や教育環境の構築をリードする。

Harvard Business Review

まず人と同じ目線に立って受け入れること、しっかりとしたビジョンと信念をもって導いていくこと、成長の手助けをすること、そして何よりも、自分も常に成長するための努力をやめないこと。これが大事なんだと思います。

自分にとっての魅力的なリーダーというのは、一言で言うと「愛情」と「情熱」のある人だと思います。

何にせよ、無事この1年が終わりました。

このMBAプログラムは1年間びっちりスケジュールで一気に勉強をして、あとは半年間のインターン期間という実践期間となり、現場経験をして最後にレポート提出と教授陣の前でプレゼンをして6月に晴れて卒業となります。

今回のチャレンジは膨大な投資をしているし、まずは全部パスして単位を取らないとシャレにならないので、この1年必死にやってきました。月末に残りの全ての成績がでてきますが、何とか、卒業ラインにいけたと思います。(もうこれに関しては、これ以上やれることもない笑)

今日クラスメイトと打ち上げをしたときも、プログラムのDirectorから、「もうおまえには絶対の信頼をもってる。このまま進んで、いい報告を待ってる。」と言ってもらえて嬉しかった。でも、自分は本当にまだまだで、まずはこの1年がむしゃらに頑張れたこと、色々な経験をさせていただいたこと、そして何よりもそれを助けてくれた方々への感謝の気持ちがたくさんあります。

この世界はDream Jobと言われるだけに非常に狭き門で、茨の道です。そしてこのようなチャレンジができることは、時間的・金銭的・文化や言葉の壁、継続的な努力など色々なことをクリアしていかなければならない中で、何よりも周りの人からの応援やサポートも必要だと思います。

自分はこのプログラムは日本人として始めての生徒となりましたが、実は来月、とても頼もしい日本人の後輩が入ってくることも決まりました。合格前に面談もさせていただいたのですが、とてもしっかりしていて非常に律儀に相談や報告をしてくれるし、何よりもこの自分が歩んできた同じプログラムで、このチャレンジに続いてくる情熱のある日本人の仲間ができたことは、本当に嬉しいことと思っています。

これは、アメリカでもどこでも世界共通であると今実感していますが、周りの人への「挨拶」、「お礼」、「報告」などは一番大事なことで、これができない人はいくら能力があっても全て台無しになっていきます。自分が一人で全てやってきたと思ってしまうことは一番人生で損をすることになると自分は思います。

この1年間色々な人とネットワークを作らせていただきましたが、AEG社のVice Presidentからの話でも、インターン中や採用プロセス内でもすぐに「先ほどは時間を作っていただきありがとうございました」というお礼の連絡をその日にすぐ出す人は基本ができていて、こちらもそれをしっかり見ている、というのもありました。

アメリカ人は時々大雑把で適当という事を言われますが、その中でもリーダーシップをとる人は、非常にきめ細やかだし、人のことをよーく見ています。将来のリーダーになっていく大変優秀なクラスメイトにも、非常にセンシティブに助けてもらうことができて、彼らにも本当に感謝しています。

この1年だけでも色々な出会いをさせていてただき、これが何よりも財産なので、これからもこの基本だけはがっちり守って目標達成に向かって突き進みたいと思います。

実は、日本側でとあるプロチームに以前応募していた書類が通り、面接のオファーをいただき、来週緊急帰国することになりました。来月にはWBCのInternの最終面接もあるので、再度サンディエゴに戻ってきますが、ちょうど1年ぶりの日本は本当に楽しみ。

おそらく、また成田空港で日本の綺麗さ、空港内での「ありがとうございました」という深々とした挨拶などを見て、「日本のすごさ」というものを感じれると思います。また、色々な人に会う予定もあり、会社からも忘年会のお誘いまでいただいたので、ちょうどしっかり報告と挨拶ができるので本当に、嬉しく思っています。

夢の舞台まであともう1歩です。

目標必達で、最後まで、"Finish Strong"でいきたいと思います。