3.31.2010

朗報 - ついにやりました!!

ついに、やりました。12月にここロジャーディーンスタジアムに来て以来、約4ヶ月という長いprobation(試験)期間があり、色々な事がありましたが何とか乗り越えて、正式にPermanent Full Time(正社員)として採用されました。オフィシャルには今日からです。

ここロジャーディーンスタジアムは、MLBのSt. Louis CardinalsとFlorida Marlinsの経営化にあって、自分達は彼らに雇われているので、採用プロセスも特に色々と大変です。実は、本当はこのprobation期間も3ヶ月のはずでしたが、最後マーリンズからの承認が降りるのが時間がかかり、この1ヶ月間は、特に不安になる時期でした。

でも、結果的には信じられないような展開で、たくさんの人にも助けられ、やっとここまでくる事ができました。

特に自分のマネージャー(Director of Corporate Partnership)のメリッサは、カリスマ的存在です。マネジメントの中では特に理想的な人で、上と戦って下を守り、自ら結果で示しながらも愛情をもって強いリーダーシップを発揮します。ものすごいスキルとハートを持った人で、この人と出会えたことに毎日感謝しています。このメリッサと、素晴らしいGM(ジェネラル・マネージャー)のジョーがマーリンズに最後まで自分のことを強く推薦して戦ってくれたことが全てと思います。

今月はスプリングトレーニングもあって、1日の休日を除いて毎日働きましたが、いつも持ち歩いているラジオを通して、突然メリッサから「今すぐオフィスに来て」と言われ、ジョーのオフィスに呼ばれ部屋を閉められました。アメリカの職場でこういうことがあると、解雇か採用かの話題かと話には聞いていましたが、自分もこれを体験しました。

「何か困った事や不満がある?」(ジョー)

「今自分がやれていることを心から愛しているし、2人にいつも感謝してます。でも、自分も奥さんも健康保険がないのは不安。あとはビザ」(自分)

「それ以外は?いつでも言っていいよ」(ジョー)

「OK,サンキュー」(自分)

「Nari、あなたは今まで私が知る中で、最もハードワーカーよ。おめでとう、Full Timeとしてオファーさせていただきます。」(メリッサ)

「自分達は、Nariの仕事に対する倫理や他人へのリスペクトに、最も自分達が感謝している。これからも是非頑張って欲しい。」(ジョー)

このあと、2人とは将来についても色々と語り、本当に深い目で自分のことを見てくれいてることを改めて確認できましたし、これからもずっと人としても仕事上でも長い付き合いをできると感じることができました。

やっと、今まで描いていたこの日が来たと思いました。この瞬間は思ったよりも落ち着いていましたが、あとでどんどん思いが込み上げてきた感じです。

2007年12月に前職から離れて、東京から奥さんも半ば強引に連れてここアメリカに来ました。全ては、自分が目指すDream Jobと新しいキャリアのためでしたが、ここまで本当に危ない橋を渡ったと思います。この世界を目指す人の中ではもっと苦労をしている人は必ずいるし、自分はその中でかなりラッキーだったと思いますが、それでも結構色々ありました。正直苦しいことがいっぱいありました。特にニューヨークでのつらい日々は忘れられません。(自分があえてやったのですが・・汗)これからここアメリカでこの世界を志す外国人たちにはこの経験や現場について身を持ってシェアすることができると思います。資金、ネットワーク、英語、文化、ビザ、保険などなど、外国人としてのたくさんの壁を乗り越えないといけないです。

自分はこれまで12個の新規ビジネスの契約を実現して、マネジャー以外の3人の営業の中ではこの4月までにTOPの数字を残す事ができました。これは、特に感謝しなければならないのは、前職IBMでの経験につきると思います。前の職場で大変お世話になった方々にも感謝し続けなければならないです。僕の仕事は主にスポンサーシップセールスで、今年は何と、ここロジャーディンスタジアムができて以来12年の中で、すでに今までのスポンサーシップの記録を大幅に更新しています。この不況下にあって、前向きに皆で頑張ろうと賛同いただけるたくさんの企業と出会えることができています。今このスタジアムにはたくさんのパートナー企業が入ってきてたくさんのコラボレーションが行われています。

P.S.
今月17日は、新しいパートナー企業のMorikami Museumと提携して、Asian Heritage Nightというイベントを行います。また詳しく報告します。

まず、やりました!!!これからお礼・報告の連絡をしなきゃ。ウェブサイトにもプロフィールがupされてます。