ボストンに行ってきました。
1630年にイングランドからやってきた清教徒達によって作られた町ということから、いたるところにヨーロッパをにおわせるような古い町並みが残っています。アメリカ発祥の地としても有名。
この町のスポーツは、MLBのボストン・レッドソックス、今年優勝したあのNBAのボストン・セルティックス、NHLのボストン・ブルーインズのホームタウン。NFLのニューイングランド・ペイトリオッツ、MLSのニューイングランド・レボリューションがあります。スポーツもアカデミックも(ハーバード大など)超優等生集団が集る町・・。
今回の一番の目的は、Boston RedSoxの広報で働く吉村君に会いに行くこと。彼とは、同じアメフトのバックグラウンドのつながりで出会うことができました。
Fenway Parkは高校生以来14年ぶりに行きました。スタジアムの中身はところどころ変わりましたが、2012年には100周年を迎えるFenway Park、その伝統ある独特の雰囲気が相変わらずムンムンでした。
吉村君とは、待ち合わせたGate Aで無事会えました。
このあと、どんなに彼から情熱と刺激を受けたことか。。
Redsoxがアウェイで中に誰もいないため、Fenwayの中を見せてもらいたいなとお願いをしたところ、快く了解してくれ、Fenwayの中を裏話と共に案内してくれました。
Fenwayの特徴は、Sports Marketingの授業でも少し触れましたが、色々な仕掛けが隠されています。
●まず目に入るのがレフト側に位置するグリーンモンスター。本塁からレフトまでが310フィート(約94.5メートル)しかない。簡単にホームランが出るのを防ぐためにこの巨大なフェンス(高さ37フィート(約11.3メートル)の)が設置された。当初は広告で覆われていたが1947年にグリーンに塗られた。グリーンモンスターにある広告が緑になっているのは、このグリーンモンスターのアイデンティティーのためだとか・・。
●収容人数38,805人という小さなスタジアム。この小ささが試合のエキサイトメントを作るみそ。
●席はきつきつでびっちり並んでいる。これもエキサイトメントを作るみそだと言う。柱に視界がさえぎられる席もあったりで、なんと言うか・・面白い。
●この収容人数と訪れるファンの数のバランスが極めてよく、チケットの平均価格は1998年から9年連続30球団トップの高さなのに、400試合以上チケット完売記録更新中。
●「老朽化」や「収容人員の小ささ」ということからレッドソックスは何度か新球場計画を発表したが、その度にファンから大きな非難を浴びて断念。そのために席の増築を繰り返して入場料収入の増加に努めている。もともと35,000収容人数から少しずつ増築。(グリーンモンスターの上の席とか)
●ちなみに1階席の真上に2階席を作ることは、日本では建築基準法上できないとのこと。でもこれができるアメリカでは、スタジアムの2階から見ても、かなり臨場感を感じます。
●メディア・プレスルームからの風景。(左写真)
●この部屋はもともと3段しかなかったみたいですが、松坂が来たことで、日本のメディアが増え4段目を作ったとか。まさに松坂効果。
吉村さんは普段Home gameの時はこのプレスルームでメディア関係者の隣で一緒に仕事をしているそうです。彼の仕事はもともとTicket Salesだったそうですが、松坂・岡島の日本メディアリエゾン担当ということで、日本のメディア関係者の窓口として、選手や球団のニュースを届ける役割をしています。(他にもたっくさんやることがあることを教えてくれました)
●このプレスルームの裏には、メディア関係者用のカフェテリアや、記者会見場があります。これはPETCOも一緒です。選手の記者会見などでも使われる場所の前で、写真を撮りました。
この後吉村君とは、焼肉・二次会にまで及び、本当に貴重な時間をもらいました。他にも色々話題がありますが、彼が「真剣勝負」で渡米し、英語をほぼ1から学び、今やアメリカ社会の中で力強く戦うその姿に感動してしまいました。
特に自分は、スポーツを1つの社会へのメッセージとして世の中に、また子供や学生達に届ける役割に大きな関心があります。彼の仕事の最終系もこれに関わっていくものと思いました。
自分も頑張らねば。今回の旅の一発目から、大きな衝撃を受けました。吉村君、本当に遅くまでたくさんの話を聞かせてくれて本当にありがとう。
~オマケ~
Fnagle a Bagelのベーグルを2つに分けるユニークなマシーンを動画に収めました。これ熱い。。
2 件のコメント:
お久し振りです。
ボールパークを見て
かつて野球少年だった
小学生時代がよみがえってきませんでしたか?
hon-yuさん
コメントありがとう!
よみがえりまくりだね。クウエイトでは野球ができなく皆でサッカーをした覚えがあるけど、ホントに少年の心がよみがえる瞬間でした。
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