ミネソタ滞在2日目にメジャーリーグのミネソタ・ツインズの今年できたばかりの最新の「ターゲット・フィールド」に行きました。
このスタジアムでも色々なところを見てきましたが、最近の多くのMLBのスタジアムはpopulous というアーキテクト会社によって手がけているせいか、どことなく最近できた他のボールパークと似たところが漂っていますが、それでも、本当によくできているな、と改めて感じました。
新しいスタジアムに行くときは、以下のサイトにある程度のことが書いてあるので見るようにしていますが、このスタジアムについてまずすごいと思ったのは、522万ドルの建設費のうち、7割以上の390万ドルが市の財政によってサポートされていることです。シアトルのセーフコ・フィールドなんて資金調達に、市民からスタジアム建設用に税金を集めたというケースもあるので、アメリカのスポーツに対する姿勢ってすごいなと思わされてしまいます。
ballparksofbaseball.com
ミネアポリスのダウンタウンの色々なところからスタジアムに入ることができます。特に人通りが多いのが、ライト側に位置する「ターゲット・プラザ」というところです。エントランス近くは開放感のある広場になっていて、待ち合わせをしている人や、立ち話をしているグループなどを見かけました。
この広場の横に目に入ってくるのが、Metropolitan Clubといわれるクラブシート(写真上)。下の写真は、レフト側に位置するBudweiser Roof Deck 。クラブシートなどは高級レストランを楽しみながらの試合観戦ができます。このほかには、60もの個室のスイートルームがスタジアムを一周するようにあります。
最近のスタジアムでいいなと思うのは、Yankee Stadiumなどもそうですが、スタジアムを一周ぐるっと色々なところにアクセスできるところや、食べ物・飲み物もあちこちにあるので気軽に買うこともできることです。
スポンサー系で面白いと思ったのは、電化製品のリテールストアのBest Buyが、Gaming Zoneを作ってWiiでMLBのゲームができるセクションを作っていたり、Photo Zoneを設けて、ファンにただで写真撮影をしたりしていました。ここでファンから連絡先なども入手して、特別なお得情報などを送るなどをしていました。
エンジェルスとの試合だったので、松井選手を見ることもできました。
以下のビデオは、ツインズの若手のホープ・バレンシアがホームランを打ったとき後のシーン。ツインズの選手がここでホームランを打つと外野に位置するミネアポリスのミニーとセントポールのポールが握手しているサインが光ります。
試合は、ツインズが勝ちました。帰りのターゲットフィールドのライトアップがまた綺麗でした。
このターゲットフィールドの観客動員は順調のようで、以下のESPNのサイトで確認する限り、今の時点ですでに昨年の合計より上回って、MLB全体でも6位につけてます。Yankee Stadiumよりはキャパが小さいので比較は難しいですが、すごいのは100%以上の動員率(立ち見があるので)で、レッドソックスのフェンウェイパークと同じくらいの数値を出しています。
MLB Attendance Report - 2010
日本でも話題になるような素敵なスタジアムがもっともっとできたらいいなあ、と思う今日この頃。
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